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2010〜11年度 川崎幸ロータリークラブ 第39代会長 小早川 和秀

「会員同士の理解を深めよう」

☆はじめに
  皆さん、私は川崎幸RC第39代会長に指名されました小早川です。この1年間、副会長の齊木さん、幹事の山野さん、また他の理事役員さんと共にクラブ運営をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
  私が39代目ということですから、次年度の加藤豊会長年度には創立40周年を迎えることになります。我が川崎幸RCもぼつぼつベテランクラブの仲間入りということになるのではないでしょうか。
  さて、2010〜2011年度レイ・クリンギンスミスRI会長は、テーマとして「地域を育み、大陸をつなぐ」を掲げられました。
  「ロータリーは世界でも比類のない優れた組織です。私たちは、地元地域社会の精神とリソースを育んでいます。また、住みやすく働きやすい世界を作る為に、世界中の人々の善意をつないで協力と支援を得ることにかけては、世界でも私たちの右に出る団体はないでしょう。」とエド・カドマン元会長の言葉をそのまま引用して会長テーマを述べています。
  また、第2590地区は川野正久ガバナーRC年度のスタートです。そして我が第1グループは市川緋佐麿ガバナー補佐(川崎RC)のスタートです。
  RI会長並びに第2590地区の方針は本期首資料の冒頭に掲げましたのでご熟読願えれば幸いです。

☆CLPの採用
  本年度よりCLP「クラブ・リーダーシップ・プラン」を採用しました。
  この制度を採用しようと思った背景として一番大きな理由となったのは「会員減少への対策」でした。
  家庭集会等のテーマでも必ずと言っていいほど議題にあがってくる「会員増強」はもちろん大事なことです。会員減少の一番の原因となっているものは、いわゆるリーマンショック等の世界恐慌による不景気であることは誰もが認めるところです。会員が減少すれば当然のことながら会の運営に大きな影響を及ぼします。執行部とすれば藁にもすがる気持ちで、新会員の獲得を模索しがちになるのも当然のことです。
  しかし、こういうときだからこそ「もっと考えるべき事がある」ように思うのです。
  「なぜ、あの会員は退会してしまったのだろうか」。
  「その中には、他の会員のアドバイスや励まし言葉等で残ることの出来た会員はいなかったのか」と。
  つまり、「ただ景気が悪いから、会社の元気がなくなってしまったから辞められたのか、そうでないのか」。本当の理由が分からないまま退会していくのを「ただ大人しく観ていただけではないのか」と考えます。この10年の間、少なくとも10人くらいの入退会の入れ替わりがありましたが、こうやって考えてみるとき、一人や二人は、今でも会員として残っている方が居られるはずだと思うのです。
  また、今回のCLPの採用は、このような状況下のクラブ運営に効果抜群です。時宜を得たものといえましょう。
  例年のように1会員が委員会を二役も三役も配属されることを改めました。会員数が40名前後となった今日、一人一役(委員長)を基本として、与えられた1つの委員会運営にだけ責任を持って取り仕切っていただける態勢にしました。
  いくつかの委員会同士で部門を形成して「部門会」を開催していただきます。そして他の委員会の意見を聞きながらお互い活発な意見を交わしていただくのがねらいです。
  部門別での部門会を活発に開催することで、今まで我がクラブではロータリー情報委員会が担当であった「家庭集会」も兼ねることが出来ます。もちろん、ロータリー情報委員長さんには家庭集会も活発に開催していただきたいと思っています。

☆会員同士の理解を深めよう!
  このCLPの採用こそ、私が理想としている私の今年度のテーマ「会員同士の理解を深めよう!」を実行するのにうってつけなのです。
  一委員会を一人の委員長が仕切ります。さらに委員長は関連委員会を集結して部門会を開催していただきます。お互いの立場は委員長同士ですが、役職が違うので委員長同士が違った角度から委員会活動の善し悪しを検討出来るのです。
  部門会は各部門最低、年に2回ほど、夜にでも一杯やりながら開催していただきたいと思っております。
  こうして部門会の開催数を重ねていただき、いつのまにかあの人にはこんな一面もあったのかとか、あの人はこんな立派な仕事をしている人だったのかと云うような、会員間で今まで知らないでいた一面を発見できるかもしれないのです。
  これこそ「会員同士の理解を深めよう!」のテーマを実行できる体制ではないかと私は思うのです。
  そういう狙いもあってCLPの採用を試みたのです。

☆新会員、会員歴の浅い人への心遣い
  「新会員や会員歴の浅い人への心遣いを」といつも云われています。前年度には我がクラブで初めての女性会員が入会されました。このような心遣いをもう一度考える時が来たという感じです。
  新会員には、入会されたらなるべく早くに歓迎会を催すことは云うまでもありません。既存の会員の方から新会員に積極的に声をかける等、新会員が堅くなることなく皆さんと会話が出来るように心遣いをしてあげることも必要だと思います。
  これらのことは入会して日の浅い会員にも同様です。

☆会員の皆様にお願い
  我が川崎幸クラブも40年近くなり、会員の平均年齢も65歳くらいになろうとしています。そこで、やはり若い会員を募らねばならない状況になってきています。会員の皆様におかれましては、どうぞ若い会員が活動し易く、また発言しやすい場になるようにと、多少の事は目をつむり、もし間違ったことがあれば後から優しく教えてあげるようにしてあげてください。

☆活動の中で大事なことは。
1.入会して自分自身が楽しい時間を過ごしているか。
2.自分の為になっているか。
3.異業種の友人が出来たか。

  上記3点が一番大事なことだと思います。RIや地区等の活動も大事ですが、まずは自分のクラブライフを楽しめなくては始まりません。
  横浜のあるクラブは会員数が20名前後のクラブですが、地区委員等を8〜9名出ているクラブがあります。そのクラブの残された会員は地区に出ていった会員の穴埋めで、委員会活動で右往左往していると云うことです。これではなんのためのロータリークラブなのか、本末転倒ですね。
  川崎幸クラブにおきましては、「会員同士の理解を深めよう!」の精神のもと、まずは、お互いを知り合うために「クラブ内での活動に重きをおいて活動を」してもらいたいと思っております。

☆ 締めくくりに
  このような考えのもと、与えられた1年間を、会長として頑張って活動しますので、どうぞ皆様のご協力、よろしくお願いいたします。
  執行部への誠意ある苦情等は真摯に受け止めて、再度検討し、必要とあれば積極的に改めて参る所存です。しかし、理不尽な中傷などはくれぐれもお慎み下さいと、切にお願い申し上げます。